SES企業向けのおすすめ営業代行会社5選!稼働率向上と案件獲得の秘訣とは

SES(システムエンジニアリングサービス)事業において、営業活動は案件獲得やエンジニアの稼働率維持に直結する重要な業務です。しかし、限られた人的リソースで営業と技術の両方を担うことに限界を感じる企業も多いのではないでしょうか。
特に、案件タイミングの調整や新規開拓の難易度、商流の深さなど、SES営業には他業態にはない特有の課題があります。
そこで注目されているのが「SESに特化した営業代行サービス」の活用です。
本記事では、SES企業の営業課題を解決できるおすすめの営業代行会社5選を紹介するとともに、導入メリットや選び方のポイントも徹底解説します。営業リソースの最適化や新規案件獲得に課題を感じている企業は、ぜひ参考にしてください。
目次
SES営業代行に強い会社おすすめ5選【2025年最新版】
SES営業の成果を最大化するには、IT業界特有の商流やタイミングに対応できる営業ノウハウが欠かせません。特に、技術者のスキルを正確に伝え、マッチする案件へとつなげるには、IT領域に精通した営業代行会社の存在が重要です。
ここでは、SES企業の案件獲得を支援してきた実績のある営業代行会社を5社厳選してご紹介します。それぞれの特徴や費用、対応力を比較し、自社に最適なパートナー選びの参考にしてください。
株式会社リベラルハーツ

株式会社リベラルハーツは、SES企業の営業代行において豊富な実績を持つ営業代行会社です。証券会社出身のハイレベルな営業人材が多数在籍しており、営業経験豊富なメンバーによる営業戦略設計・アポイント獲得から商談設計、リソース状況に応じたスキル訴求まで、技術者の稼働率を意識した実践的な営業支援が強みです。
SES営業に強い営業実績のあるディレクターが、ワンストップで、市場調査・競合分析・営業課題の洗い出し・営業戦略の立案・営業代行による伴走支援まで全て1社で完結可能なおすすめ営業代行会社となり、SES業界の企業様はまず相談するべき会社の一つでしょう。
案件ごとに証券会社出身メンバーが必ず案件に入る事が特徴の一つで、コンサルタントの品質を重視する企業におすすめの会社となっており、成果の出る営業戦略が確立していないといった企業様においても、0の段階からでも営業戦略の立案も行なってくれるため、おすすめとなっております。
▼株式会社リベラルハーツの特徴
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SES企業の営業代行に強み
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btob商材の営業支援に強みを持ち、成約を見据えたアプローチを得意とする
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成果報酬よりも低コストでのアポイント獲得ができる
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証券会社にて過去トップ1%の実績を持つ営業ディレクターが必ずアサインされるため、戦略・人材の質が高い
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創業3年で100社以上の営業コンサル実績があり、過去の成功・失敗データを全てデータとして蓄積しているため、データドリブンな営業代行の実施が可能
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営業戦略の立案〜商談機会獲得、商談成約までワンストップで実施できるからこそ、PDCAを最速で回すことが可能
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契約期間は1ヶ月からとなっており、予算も25万円〜と取り組みやすいサービス内容
▼株式会社リベラルハーツと相性の良い企業
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効果の出る営業戦略が確立されていない
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戦略の効果検証ができていない
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市場、競合をデータを元に分析できていない
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自社で優秀な営業の採用に苦戦しており、営業リソースが不足している
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営業のノウハウがなく、自社にあった営業のやり方がわからない
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予算内で最大の成果を出したい
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外部に営業部隊を持つことで、変動費として営業を増やしたい
株 式会社ALBY

株式会社ALBYは、IT・テック領域に特化した営業支援を強みとする営業代行会社です。エンジニアの常駐支援や開発パートナーを提供するSES企業への支援実績もあり、企業ごとに異なるスキル要件や稼働タイミングを正確に捉えたアプローチに定評があります。
営業活動はインサイドセールスからフィールドセールスまで幅広く対応可能で、ターゲットリストの作成やトーク設計も内製で完結。営業代行だけでなく営業コンサルティングの視点も取り入れた支援体制により、単なるアポイント取得にとどまらない中長期的な案件獲得につなげる支援が特徴です。
▼株式会社ALBYの特徴
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IT・SES業界に特化した営業ノウハウを多数蓄積
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ターゲット層に応じたリスト設計と提案トークを構築
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インサイド・フィールド両対応の支援体制で柔軟に対応
SANGO株式会社

SANGO株式会社は、IT・Web領域に特化した営業代行サービスを提供しており、SES事業者の営業支援にも強みを持つ企業です。技術者の空き状況やスキルセットを踏まえたピンポイントなマッチング提案を得意としており、実務的なスキル説明が求められるSES営業においても成果を上げています。
営業代行と並行して、営業資料の改善やトーク内容の見直しなども提案可能な体制を整えており、営業戦略そのものの最適化まで一貫して支援できる点が評価されています。中小規模のSES企業からの依頼も多く、柔軟な支援スタイルが特徴です。
▼SANGO株式会社の特徴
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エンジニアのスキルと案件ニーズを的確にマッチング
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SES事業に強い営業人材がチームで対応
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資料改善や戦略設計も含めた総合支援が可能
株式会社セレブリックス

株式会社セレブリックスは、1998年設立の営業支援専門企業で、BtoB営業代行や営業コンサルティングを中心に、1,300社・12,600サービス以上の支援実績を持つ業界のリーディングカンパニーです。
同社の強みは、実践に基づいた「顧客開拓メソッド」を活用し、営業戦略の立案から実行、改善までを一貫 して支援する点にあります。営業活動の各プロセスにおいて、データドリブンなアプローチを採用し、成果を最大化するための施策を提供しています。
▼株式会社セレブリックスの特徴
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豊富な支援実績と独自の営業メソッドで成果を創出
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IT業界に特化したチームがSES営業を担当
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提案から実行改善までを一貫して支援
株式会社エグゼクティブ

株式会社エグゼクティブは、2002年設立の法人向け営業アウトソーシング企業で、特にIT・システム開発・人材業界など無形商材の営業支援に強みを持ちます。SES企業に対しては、エンジニアのスキルや稼働状況を踏まえたアプローチで、案件獲得からナーチャリング、営業戦略の設計まで一貫した支援を提供しています。ABM(アカウントベースドマーケティング)戦略に基づき、中堅企業から大手企業へのアプローチを得意としており、営業活動全般を包括的にサポートします。
▼株式会社エグゼクティブの特徴
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無形商材や高単価商材の営業に強く、提案力のある人材が多数在籍。
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契約期間の縛りがなく、1ヶ月単位から柔軟に導入が可能。
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戦略立案からクロージングまで一貫した営業支援を提供。
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1,000社以上の支援実績を持つ、BtoB営業に特化した専門会社。
▼株式会社エグゼクティブの費用・料金
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詳細は要問い合わせ
SES企業が営業代行を導入すべき理由とは
SES(システムエンジニアリングサービス)事業においては、エンジニアの稼働率が収益を大きく左右するため、営業活動の質と量が非常に重要です。しかし、エンジニアリングと営業の両立は容易ではなく、営業専門人材の不足や商流の複雑さ、新規案件の獲得難など、さまざまな課題に直面しがちです。
こうした背景から、営業代行の活用はSES企業にとって非常に有効な手段といえます。以下では、営業代行を導入すべき主な理由を3つに分けて紹介します。
営業人材の不足を補える
多くのSES企業では営業専任の人材を確保できておらず、経営者や技術者が営業を兼任しているケースも見られます。こうした体制では、新規開拓のための営業活動が後回しになり、結果として案件獲得の機会を逃してしまうリスクがあります。
営業代行を導入することで、専門知識と経験を持つ営業人材を柔軟に確保でき、社内のリソースを最適化しながら営業活動を強化することが可能になります。
新規開拓の専門スキルを活用できる
営業代行会社は、業界ごとに最適化された営業ノウハウやターゲットリストの構築スキル、トークスクリプトの作成能力を持っています。
SES営業では、タイミングやスキルマッチが重要になるため、確度の高い見込み客にアプローチするための高度な技術が求められます。そうしたプロセスを営業代行に任せることで、社内では対応が難しい専門領域の営業課題にも対応でき、成果を出しやすくなります。
エンジニアの稼働率向上につながる
SES事業の売上はエンジニアの稼働時間に直結しているため、空きリソースが発生することは機会損失そのものです。営業代行の導入によって、営業活動を継続的に実行できる体制が整えば、案件の供給が安定し、稼働率を高く維持することができます。
結果として、営業の波に左右されず、計画的な人員配置や収益管理が可能になる点も、営業代行の大きな導入メリットといえるでしょう。
SES営業における課題と営業代行の役割
SES営業は、受託開発やSaaS営業とは異なる独自の難しさを伴います。特に、案件の発生タイミングが不定期であること、商流の深さからくる情報の断絶、エンジニアと営業の役割分担の曖昧さなどが、成果を妨げる要因となっています。こうした構造的な課題に対し、営業代行は「案件創出の継続性」「アプローチの多様化」「情報整理と顧客育成」などの面で実効性のある役割を果たします。
以下では、SES営業における代表的な課題と、それに対応する営業代行の機能について解説します。
案件タイミングのミスマッチ
SESの営業では、エンジニアの空きと案件の発生タイミングを一致させる必要があります。しかし現実には、営業活動が案件発生に追いつかず、タイミングのズレが発生することが多々あります。
営業代行を活用することで、営業活動を常時稼働させ、機会損失を最小限に抑えることが可能です。また、事前にスキル情報を訴求できる営業体制を構築することで、先行してパイプラインを確保する動きもとれます。
商流の壁とエンド直交渉の難しさ
SES業界では、一次請けや二次請けなどの多重下請構造が一般的であり、エンドユーザーとの直接交渉は簡単ではありません。
営業代行会社は、既存の営業チャネルに依存しない新規ルート開拓や、エンド直案件へのアクセスを支援するための独自リストやアプローチ手法を持っています。これにより、商流を浅くしながら利益率の高い案件への接点が広がる可能性があります。
営業と技術の両立負担を軽減
SES企業では、技術者が営業対応も兼任しているケースがあり、本来の開発業務に支障が出ることがあります。
営業代行を導入することで、案件獲得の初期フェーズ(リスト作成・アポ取得・ヒアリング)を外部に任せ、技術者は必要な商談や提案に集中できます。結果として、社内の負荷が分散され、営業効率と開発効率の両方を高めることにつながります。
営業代行を活用したSES案件獲得の成功事例
営業代行の活用は、SES企業にとって単なるアポイント獲得にとどまらず、営業活動全体の精度と安定性を向上させる効果があります。特に、人的リソースの制約や営業ノウハウの不足に悩む中小SES企業にとっては、案件獲得までのスピードや確度を高めるための有効な施策となっています。
ここでは、実際に営業代行を導入し成果を上げたSES 企業の事例を3つ紹介し、どのような工夫や体制が成果につながったのかを解説します。
人月単価70万円で3ヶ月連続稼働に成功
東京都内のSES企業が営業代行を導入し、即戦力エンジニアの人月単価70万円での案件を連続受注。ターゲットは上場企業の情シス部門で、営業代行が事前にスキル情報と稼働時期を整理し、商談前に資料化したことで、提案スピードが加速。
アポから受注までのリードタイムが短縮され、3ヶ月間連続して稼働が決まる成果に繋がりました。
地方企業が関東大手SIerの商談を獲得
福岡を拠点とする中小SES企業が、営業代行を通じて東京の大手SIerとのアポイントを獲得。自社単独ではアプローチが困難だったターゲット層に対 し、営業代行がエリアを超えたリストアップと戦略設計を実施。
オンライン商談の機会を得たことで、エンジニア2名のスポット稼働が決定し、新たな商流構築の第一歩となりました。
エンジニアごとに訴求内容を最適化し成果
複数名のエンジニアを抱える企業が、営業代行と連携して「エンジニア個別のスキル特性」を訴求軸にした営業活動を展開。各エンジニアの強みを営業代行がスクリプトに落とし込み、要件とマッチした案件へのアプローチを実施。結果として、アポイントの質が向上し、1ヶ月で4件の案件化に成功しました。
SES営業代行会社の選び方と比較ポイント
SES企業が営業代行を導入する際には、単に価格や知名度だけで判断するのではなく、自社の課題や営業スタイルに合致した支援が可能かどうかを見極めることが重要です。営業代行会社によって、業界理解の深さ、支援範囲、対応体制、報酬モデルなどには大きな差があります。本章では、SES企業が営業代行会社を選定する際に注目すべき比較ポイントを3つに絞って解説します。
IT業界への理解と技術知識の有無
SES営業では、エンジニアのスキルや案件の内容を理解した上で、相手先企業に対して適切な説明や訴求が求められます。
そのため、営業代行会社にIT業界への理解があるかどうかは非常に重要です。過去の支援実績や、IT商材に特化した専門チームの有無などを確認し、自社が求める技術分野への対応力をチェックしましょう。
リスト・トーク・スクリプトの内製体制
営業活動の成否は、ターゲットリストの精度やトークスクリプトの質に大きく左右されます。営業代行会社によっては、これらをテンプレートで対応するところもあれば、すべて内製し、個別最適化できる体制を持つ会社もあります。
SESではエンジニアのスキルごとに訴求内容が異なるため、こうした柔軟な対応力がある会社の方が成果につながりやすいです。
成果地点(アポ/受注)と報酬体系の違い
営業代行には「アポイント獲得まで」「商談設定+ナーチャリング」「受注成果報酬」など、成果地点によって複数のモデルがあります。SES企業がどの部分を外注したいのかによって適切なモデルは異なります。また、月額固定と成果報酬のどちらが自社に合っているかも検討ポイントとなるため、契約形態や支払い条件も含めて比較することが重要です。
契約形態・成果報酬モデルの違いと注意点
営業代行を導入する際には、どのような契約形態で進めるかによって費用対効果や運用のしやすさが大きく変わります。
SES企業にとっては、単に安価な代行サービスを選ぶのではなく、自社の営業フェーズや案件獲得までのスピード感に応じた契約モデルを選定することが重要です。ここでは、代表的な契約形態の違いや成果報酬型導入時の注意点について解説します。
月額固定と成果報酬のメリット・デメリット
月額固定型は一定の金額で安定的な支援を受けられる反面、成果が出なければコスト負担だけが残るリスクがあります。一方、成果報酬型はアポや受注の成果に応じて支払う形式で、成果が見えやすい反面、1件あたりの単価が高額になることもあります。SES企業が成果にどれだけ即効性を求めるかによって、最適なモデルは異なります。
アポイント保証の有無とその条件
一部の営業代行会社では、一定数のアポイント獲得を保証する「アポ保証型」プランを用意しています。ただし、その条件として業種やターゲットを限定する場合も多く、柔軟 な営業展開が難しくなることもあります。
保証付き契約を選ぶ際は、適用条件や補填の有無、保証対象となるアポの質などを事前に確認することが重要です。
営業成果の可視化・レポート体制を確認
営業代行では、進捗状況や成果が不透明になるリスクを避けるために、レポート体制やKPIの共有が不可欠です。特にSES営業のように長期で信頼関係を築く必要がある業態では、アポの質や商談化率の分析が重要です。
週次・月次レポートやミーティングの頻度、対応範囲なども契約前に確認しておきましょう。
営業代行導入前に準備すべき3つのこと
営業代行を成功させるためには、依頼する側での事前準備も欠かせません。SES事業における営業は、エンジニアのスキルや稼働タイミングといった細かな情報の整理が不可欠であり、こうした情報が曖昧なままだと代行側も精度の高い営業活動ができなくなってしまいます。
本章では、営業代行導入をスムーズに進めるためにSES企業側で準備すべき3つの要素を解説します。
エンジニアのスキルセットと稼働予定の整理
営業代行が正確なアプローチを行うためには、誰がいつ稼働できるのか、どのようなスキルを持っているのかを明確に提示する必要があります。
スキルシートや職務経歴の整 備に加え、稼働可能時期や希望単価などもあらかじめ社内で整理しておくことで、営業代行が訴求ポイントを的確に伝えることができ、ミスマッチを防ぐことができます。
営業資料・スクリプトの作成と共有
SES営業では、提案資料やエンジニアの紹介資料などが重要な営業ツールとなります。営業代行に任せる場合でも、これらの資料のベースは企業側で準備する必要があります。また、トークスクリプトのたたき台を提供しておくと、代行側も貴社の強みや文化を理解しやすく、より自然な営業活動が可能になります。営業代行との初期 連携において必須のステップです。
ターゲット業界・企業像の明確化
どのような企業にどんなエンジニアを提案したいのか、ターゲットの業界や業種、企業規模などを明確に定めておくことで、営業活動のブレを防げます。闇雲にアプローチするのではなく、狙いを定めた営業戦略を構築することが、成果に直結します。過去の成約実績や失注理由なども共有しておくと、より精度の高いターゲティングが可能になります。
まとめ|SESの稼働率向上を営業代行で実現しよう
SES事業において営業活動は、エンジニアの稼働率や企業の収益性を左右する重要な要素です。しかし、限られたリソースの中で新規開拓や営業プロセスを継続的に実行するのは容易ではなく、営業体制の構築に課題を感じる企業も多いのが現状です。こうした背景から、営業のプロフェッショナルによる営業代行を活用することで、案件獲得の機会損失を防ぎ、効率的な案件供給体制を整えることが可能になります。
営業代行会社には、IT業界やSESの商流に特化したノウハウを持つ企業も多く、自社のターゲットに合致したアプローチが可能です。また、アポ獲得だけでなく、リスト作成・戦略設計・スクリプト改善など幅広い支援を受けることで、営業活動の精度と成果を両立させることができます。
本記事で紹介した営業代行会社5選を参考に、自社にとって最適なパートナーを見つけることで、営業活動の安定化とエンジニアの稼働最大化を実現しましょう。営業に課題を感じているSES企業こそ、営業代行という選択肢を戦略的に活用することが求められています。