【2025年・6月】SaaS商材に強い営業代行会社10選!費用・メリット・選び方まで解説

SaaS業界は市場拡大が続く一方で、営業手法や組織構築には高い専門性が求められます。
特に、リードの獲得から商談化、受注、さらには継続利用を前提としたカスタマーサクセスまで、一貫した営業体制の構築には大きなリソースが必要です。
そうした中、営業の立ち上げや成果の最大化を支援する手段として注目されているのが「SaaSに特化した営業代行サービス」です。
専門知識を持つ外部パートナーを活用することで、自社内に営業ノウハウがない場合でもスピーディーにアプローチが可能となり、費用対効果も高めやすくなります。
本記事では、SaaS企業が営業代行を導入すべき理由やメリット・デメリット、料金相場、失敗しない選び方、そして実績のあるおすすめ営業代行会社10社について詳しく解説します。
目次
SaaS企業におすすめの営業代行会社10社比較紹介
以下では、SaaS商材に強い営業代行会社に話を聞いてみたい、興味のある方に向けて、SaaS企業におすすめの営業代行会社10社比較紹介をそれぞれの特徴や評判を詳細に解説させていただきます。
株式会社リベラルハーツ

株式会社リベラルハーツは、1ヶ月契約・月額25万円〜発注可能なSaaS商材に強い営業代行会社で、証券会社にてトップ1%の営業実績を残したディレクターが、戦略の設計〜リード獲得・アポ獲得・オンライン商談までをワンストップで支援可能な会社となります。
大手SaaS企業〜立ち上げ初期のスタートアップSaaS企業まで、多くの支援実績を持つ営業代行会社となり、まず相談するべき企業でしょう。
案件ごとに証券会社出身メンバーが必ず案件に入る事が特徴の一つで、営業人材の品質を重視する企業におすすめの会社となっており、成果の出る営業戦略が確立していないといった企業様においても、0の段階からでも営業戦略の立案も行なってくれるため、おすすめとなっております。
▼株式会社リベラルハーツの特徴
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SaaS商材の営業支援に強みを持ち、成約を見据えたアプローチを得意とする
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成果報酬よりも低コストでのアポイント獲得ができる
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証券会社にて過去トップ1%の実績を持つ営業ディレクターが必ずアサインされるため、戦略・人材の質が高い
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創業3年で100社以上の営業代行実績があり、過去の成功・失敗データを全てデータとして蓄積しているため、データドリブンな営業代行の実施が可能
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営業戦略の立案〜商談機会獲得、商談成約までワンストップで実施できるからこそ、PDCAを最速で回すことが可能
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月/100アポ獲得、売上1億円創出など、大規模な依頼にも迅速に対応可能
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契約期間は1ヶ月からとなっており、予算も25万円〜と取り組みやすいサービス内容
▼株式会社リベラルハーツと相性の良い企業
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成果報酬型で営業代行会社を探しているが、良い会社が見つからない
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既に営業代行会社を利用しているが、成果が乏しくもっと成果を出せる会社を探している
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自社で優秀な営業の採用に苦戦しており、営業リソースが不足している
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営業のノウハウがなく、自社にあった営業のやり方がわからない
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予算内で最大の成果を出したい
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外部に営業部隊を持つことで、変動費として営業を増やしたい
株式会社セレブリックス

株式会社セレブリックスは、SaaSをはじめとするBtoB領域に強みを持つ営業支援会社です。
営業代行だけでなく、戦略設計からトークスクリプトの作成、営業研修まで一貫して対応できる体制を整えています。特にインサイドセールスにおいては、業界や商材に応じた最適なアプローチ手法を提供し、リード獲得から商談化までの精度の高い運用が可能です。また、営業活動の定量分析と改善提案も評価されており、成果に直結する支援を行う点が特徴です。
▼株式会社セレブリックスの特徴
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SaaSに強みを持ち、戦略設計から実行まで一貫支援が可能。
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インサイドセールスの精度が高く、商談化率の向上に貢献。
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営業研修やスクリプト設計など育成・仕組み化にも対応。
株式会社スタジアム

株式会社スタジアムは、SaaSやIT業界に特化したBtoB営業代行を提供する企業です。
同社のサービス「SALES PARTNERS」では、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスなど、営業プロセス全体を一貫して支援します。再委託を行わず、自社で営業チームを構築することで、サービスの質と一貫性を確保しています。また、営業戦略の立案から実行、効果測定までをトータルでサポートし、クライアント企業の成長を支援しています。特にSaaS商材においては、豊富な実績と専門知識を活かし、短期間での成果創出を実現しています。
▼株式会社スタジアムの特徴
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SaaS・IT業界に特化したBtoB営業代行に豊富な実績を持つ
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再委託なしの自社営業チームによる高品質な支援が強み
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インサイドセールスからCSまで営業プロセス全体を一括対応
▼株式会社スタジアムの費用・料金
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要問い合わせ
株式会社ジャパンプ

株式会社ジャパンプは、SaaS業界を含む多様な業種に対応する営業代行会社です。
設立以来10年以上にわたり、法人向け営業代行、テレアポ代行、営業コンサルティングなどのサービスを提供しています。営業戦略の立案からアポイント獲得、商談クロージングまでを一貫して支援し、新規事業の立ち上げや既存顧客のフォローアップにも対応可能です。特に、1000時間以上の営業トレーニングを受けた自社社員が業務を担当し、質の高い営業活動を実現しています。
▼株式会社ジャパンプの特徴
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1000時間以上の研修を受けた自社スタッフが営業を担当
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営業戦略からクロージングまで一貫した支援が可能
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全国対応のテレアポ代行でSaaS含む多業種に柔軟対応
▼株式会社ジャパンプの費用・料金
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詳細は要問い合わせ
セールスドライブ株式会社

セールスドライブ株式会社は、SaaSやIT業界のスタートアップ企業を中心に、完全成果報酬型の営業代行サービスを提供しており、初期費用や月額固定費用が不要で、費用対効果を重視する企業に適しています 。
また、営業活動だけでなく、営業戦略の立案やトークスクリプトの作成、営業資料の提供など、営業プロセス全体を支援する体制を整えています。これにより、クライアント企業の営業活動を包括的にサポートし、成果につなげています 。
▼セールスドライブ株式会社の特徴
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オンライン完結型の営業体制で効率的な商談創出を実現
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営業戦略の立案から実行まで一貫した支援が可能
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SaaS・IT業界のスタートアップ企業への支援実績が豊富
▼セールスドライブ株式会社の費用・料金
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要問い合わせ
株式会社ネオキャリア

株式会社ネオキャリアは、SaaS企業を含むBtoB向けの営業代行サービスを提供しています。
同社の特徴は、テレアポからインサイドセールス、商談対応までをワンストップで支援できる体制を整えている点です。専属チームによる業務設計から実施まで、一貫した支援を受けられるため、SaaS企業は自社の営業活動に集中できます。
また、ネオキャリアは10,000社以上の取引実績を持ち、豊富なノウハウを活かして、顧客の課題に応じたオーダーメイド型の営業代行サービスを提供しています。さらに、セキュリティ対策やBCP対策にも注力しており、安心して営業活動を任せることができます。
▼株式会社ネオキャリアの特徴
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テレアポから商談対応まで一貫した営業支援体制を提供
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1万社超の実績を活かし、オーダーメイド型の支援が可能
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セキュリティ・BCP対策にも注力し、安心して委託できる
▼株式会社ネオキャリアの費用・料金
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要問い合わせ
ビートレード・パートナーズ株式会社

ビートレード・パートナーズ株式会社は、SaaSを含むBtoB向けの営業代行に特化し、新規顧客開拓やリード獲得を強みとする企業です。特に、インサイドセールスとアウトバウンド営業を組み合わせたハイブリッド戦略に定評があります。同社は営業コンサルティングも提供しており、営業課題を分析し、成果の出やすいターゲット層を特定するサポートも行っています。また、展示会やセミナー後のフォロー営業も得意としており、イベントを活用したリード獲得に強いのが特徴です。
▼ビートレード・パートナーズ株式会社の特徴
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リード獲得から商談化まで一貫して支援する体制を構築。
展示会・セミナー後のフォロー営業に強みを持つ。
インサイドセールスとアウトバウンド営業の組み合わせに対応。
▼ビートレード・パートナーズ株式会社の費用・料金
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月額固定制:概算60〜90万円/月
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詳細は要問い合わせ
株式会社プロセルトラクション

株式会社プロセルトラクションは、BtoB新規事業に特化したセールス&マーケティング支援を提供する企業です。営業戦略の立案から体制構築、営業リソースの提供、VoC(顧客の声)を活用したプロダクト改善まで、事業の初期段階からスケールフェーズまでを一貫して支援します。
同社は、オンライン・オフラインを問わず、アウトバウンド・インバウンドの両面で最適な営業手法を提供し、クライアントの持続的な成長をサポートしています。
▼株式会社プロセルトラクションの特徴
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新規事業に特化した営業・マーケティング支援を一貫して提供
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VoCを活用し、営業活動とプロダクト改善を同時に支援
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少人数から大規模体制まで柔軟に営業組織を構築可能
▼株式会社プロセルトラクションの費用・料金
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Protell BDR:1ブース:50万円(税抜)〜
セルメイト(RECERO株式会社)

RECERO株式会社は、2018年に設立された、SaaS・IT企業向けの営業・マーケティング支援を専門とする企業です。主力サービスであるインサイドセールス代行「セルメイト」は、ターゲティングからリスト抽出、商談創出までを一貫して支援し、初期から成長段階の企業におけるリード獲得と受注率向上を実現しています 。
また、SaaSの代理店・パートナー戦略を推進するパートナーセールス/サクセスのコンサルティング〜実行支援も提供しており、SaaSの拡販戦略にパートナーの力を活用しています 。
▼RECERO株式会社の特徴
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インサイドセールス代行「セルメイト」でリード獲得から商談化を一貫支援
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SaaS企業向けにパートナーセールス・サクセス支援も実施
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全国対応のリモート体制で柔軟な営業支援を提供
▼RECERO株式会社の費用・料金
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要問い合わせ
株式会社エッジコネクション

株式会社エッジコネクションは、BtoB営業支援に特化した企業で、特にSaaSやIT業界における営業代行に強みを持っています。同社は、営業戦略の立案からアポイント獲得、営業研修、営業人材の紹介まで、営業活動全般を包括的にサポートしています 。
また、独自の営業戦略立案フレームワークを活用し、ターゲット設定やニーズの明確化を行い、営業リストやトークスクリプトの作成を支援しています。これにより、成約率の向上を目指す営業活動が可能となります 。
▼株式会社エッジコネクションの特徴
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営業戦略立案からアポ獲得まで営業活動を一括支援
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独自フレームワークでターゲット選定と商談率向上を実現
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15年以上・1,600社超の支援実績を持つ営業支援企業
▼株式会社エッジコネクションの費用・料金
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アポ獲得料金:15,000円/件〜
SaaS企業が営業代行を活用する背景
SaaS企業が営業代行を活用する背景には、営業組織の構築にかかる時間や人材不足といった課題があります。
特に創業初期や急成長フェーズでは、限られたリソースで効率的に商談機会を創出する必要があります。
しかし、SaaSの営業は無形かつ継続課金型という特性上、従来の営業手法では成果が出にくく、専門的な知見と戦略が求められます。
こうした課題に対し、SaaS営業に精通した代行会社を活用することで、ターゲット選定からアプローチ、商談化までを効率よく進めることが可能となり、さらに、立ち上げ初期から実績ある外部人材を活用することで、自社内にノウハウを蓄積することもでき、営業体制の内製化へとつなげる企業も増えています。
SaaS営業における課題とは
SaaS商材の営業は、従来の有形商材とは異なる特有の難しさがあります。
以下では3つのポイントに絞り、課題について解説していきます。
顧客の課題理解が難しい
SaaS製品は無形であるうえ、業務効率化や売上向上といった抽象的な価値提供が多く、顧客が抱える課題を明確にすることが難しい傾向にあります。
顧客自身が課題を正確に把握していないことも多く、営業側には高度なヒアリング力や業界知識が求められます。単なる製品紹介ではなく、「なぜ今このプロダクトが必要か」を論理的に示す力が、商談の質と成約率を大きく左右します。
比較検討されやすく差別化が必要
SaaS市場では競合サービスが多く、顧客は必ずといってよいほど複数社を比較検討します。
そのため、機能や価格といったスペック面だけでなく、導入後のサポートや活用支援体制、UI/UXの使いやすさなど、さまざまな軸で優位性を伝える必要があります。特に無料トライアルが一般的なSaaSでは、短期間で価値を実感させる提案設計が重要となります。
LTV(顧客生涯価値)を意識した営業設計が求められる
SaaSビジネスは、初回契約だけでなく継続利用とアップセルによって利益を積み上げていくモデルです。
したがって、営業段階から長期的な関係性や顧客満足を見据えた設計が求められます。単なる契約獲得を目標とせず、オンボーディングや利用定着、さらには活用範囲の拡大まで見据えた提案ができる営業体制が、事業成長において不可欠です。
SaaS営業代行の主なサービス内容
前章で述べたように、SaaS営業には課題理解力・差別化戦略・LTV視点など、高度なスキルが求められます。こうした複雑な営業プロセスを専門的に支援してくれるのが、SaaS営業に特化した営業代行会社です。以下では、SaaS営業代行が提供する代表的なサービス内容について詳しく紹介します。
リード獲得
新規リードの創出は、営業活動の出発点です。営業代行では、ターゲットリストの作成からテレアポ、フォーム営業、メールマーケティングなど多様な手法を駆使して見込み顧客を獲得します。
SaaSにおいては、ニーズの顕在化が遅いこともあるため、ターゲットの選定や訴求メッセージの精度が成果に直結します。経験豊富な代行会社は、業種・企業規模・役職別に最適なアプローチを設計・実行してくれます。
インサイドセールス
獲得したリードを商談へつなげるために欠かせないのがインサイドセールスです。電話やメール、オンラインミーティングを通じて顧客の課題を深掘りし、適切なタイミングでの商談化を目指します。
SaaSにおける購買プロセスは複雑であるため、インサイドセールス担当者の対応品質が成果に大きく影響します。営業代行会社はトークスクリプトの作成やCRM活用なども含めて、一連のプロセスを最適化します。
フィールドセールス
インサイドセールスが商談を獲得した後は、対面またはオンラインでの提案活動に進みます。
営業代行では、サービスの説明から課題整理、提案書作成、契約交渉に至るまで、フィールドセールスとして一連の営業業務を代行します。SaaSに精通した人材であれば、技術的な説明やROIの定量的な訴求も可能で、成約率向上につながります。スタートアップでは社外の営業人材として活用されることも多い領域です。
カスタマーサクセス支援
SaaSの成功には、契約後の継続利用とアップセルが欠かせません。
一部の営業代行会社では、カスタマーサクセス領域まで支援対象とし、オンボーディング支援や定着化フォロー、活用支援なども対応しています。導入初期の段階で成果を感じてもらうことは、LTV最大化やチャーン防止に直結します。営業活動と連携した一貫対応が可能な代行会社を選ぶことで、成果の持続性も高められます。
SaaS営業代行を導入するメリット
SaaS営業では、リードの創出から商談獲得、継続契約まで多岐にわたるプロセスを高い精度で運用する必要があります。
しかし、自社内ですべてをまかなうには時間・コスト・人材のいずれも大きな負担となります。そこで、営業代行の導入は、外部リソースを活用しながら営業成果を最大化できる有効な選択肢となります。以下では、SaaS企業が営業代行を活用する3つの主なメリットを紹介します。
即戦力としての営業リソースを確保できる
営業代行会社は、すでに営業ノウハウを持った経験豊富な人材で構成されており、採用や育成の手間なく即戦力として稼働させることができます。
特にSaaSに精通した代行会社であれば、業界特有のトーク設計や導入事例を活用し、短期間でアポ獲得や商談化に貢献してくれます。自社の営業リソースが不足している場合や、新規開拓のスピードを上げたい場合に非常に 有効です。
業界に強い人材やノウハウを活用できる
SaaS営業に特化した代行会社は、ITリテラシーの高いターゲットへの対応経験や、商談率・受注率を高めるトークスクリプトの構築ノウハウなど、特有の知見を蓄積しています。
これにより、自社だけでは得られない戦略的なアドバイスや施策提案を受けることができます。また、複数の企業支援を通じて培われたベストプラクティスを取り入れることで、自社の営業手法の洗練にもつながります。
スタートアップでも営業組織を構築しやすい
起業初期のスタートアップにとって、営業組織をゼロから立ち上げるのは非常に負荷が大きい課題です。
営業代行を活用すれば、リソースが限られていても柔軟かつ段階的に営業活動を始めることができます。また、営業プロセスの外注を通じて、社内にノウハウを蓄積しながら、将来的な内製化を見据えることも可能です。外部パートナーとして営業代行を活用することで、経営資源を効率よく成長に集中させることができます。
SaaS営業代行のデメリットと注意点
営業代行の導入は多くのメリットがある一方で、外部パートナーに業務を委託する以上、いくつかのリスクや注意点も伴います。
特にSaaSのような継続課金型の商材では、ブランドイメージや顧客体験がそのまま事業成長に直結するため、慎重な運用が必要です。ここでは、営業代行活用時に企業が注意すべき3つのポイントについて解説します。
社内情報共有の工数がかかる
営業代行会社が質の高い提案や営業活動を行うには、プロダクトの強みや提供価値、ターゲット像といった情報を十分に共有する必要があります。
特にSaaSは機能だけでなく導入背景や活用イメージまで伝える必要があるため、初期の情報共有には一定の時間と手間がかかります。情報が不十分なまま進めると、商談 の質が低下し、期待した成果が出ないリスクもあるため、定期的なすり合わせが不可欠です。
サービス理解不足による商談の質のばらつき
外部の営業担当者は、自社社員と比べてプロダクトへの理解度が浅くなりがちです。
そのため、製品の強みを十分に伝えきれなかったり、顧客の課題に対して的外れな提案をしてしまうことがあります。SaaS製品は導入意義を深く説明できるかどうかで受注率が大きく変わるため、代行会社側にしっかりとした研修体制やフォローアップ体制があるかどうかは、選定時の重要なチェックポイントです。
SaaS営業代行会社の選び方
営業代行の成果は、選ぶパートナーによって大きく左右されます。
特にSaaS営業は、商材理解や顧客対応力に加え、継続的な改善と提案力も必要とされるため、単に費用や知名度で選ぶのは危険です。ここでは、SaaS企業が営業代行会社を選ぶ際に重視すべき5つのポイントをご紹介します。
SaaS領域での実績があるか
SaaS営業は他業界とは異なるノウハウが必要であるため、SaaS企業への支援実績が豊富な会社を選ぶことが重要です。
どのようなSaaSプロダクトを扱った経験があるか、どのような成果を出したかといった具体的な事例を確認することで、業界理解や対応力を見極めることができます。
戦略の質が高いかどうか
単に営業を代行するだけでなく、「どのターゲットに、何を、どのように伝えるか」といった全体戦略が設計されているかが成果に直結します。
競合とのポジショニングや訴求メッセージの設計など、営業活動の上流部分から関与できる会社は、受注率の向上に貢献しやすい傾向があります。商談化率やCVR改善の実績があるかをチェックしましょう。
チーム体制や対応領域が明確か
対応する営業担当の人数や役割分担、得意な営業領域(インサイド、フィールド、カスタマーサクセスなど)が明確であるかは、スムーズな連携に直結します。
特に複数の担当者で稼働する場合、誰がどの業務を担うのかが曖昧だと品質のばらつきや情報共有の遅れが生じやすくなります。
コミュニケーションの柔軟性があるか
定例ミーティングやレポート共有の対応スタンス、相談・改善要望への反応スピードなど、柔軟かつ前向きにコミュニケーションできる会社かどうかは非常に重要です。報連相が滞ると、成果にも悪影響が出るため、レスポンスの速さや対応姿勢も事前に確認しましょう。
SaaS営業代行の料金相場と契約形態
営業代行の導入を検討する際に、多くの企業が気にするのが「費用対効果」と「契約条件」です。SaaS営業代行においても、業務範囲や支援体制に応じて料金体系はさまざまです。ここでは、代表的な3つの契約形態とその相場感について解説します。
月額固定型
最も一般的なのが、月額固定型の契約です。対応する業務範囲(テレアポのみ、インサイドセールスまで等)や稼働人数によって価格帯は大きく異なります。
月額60〜100万円でテレアポ中心、月額80万円〜120万円では商談同席や提案書作成、KPI管理なども含まれるケースが多いです。成果に左右されず、安定して稼働してもらえる点がメリットです。
成果報酬型
アポイント獲得や受注が発生した場合のみ費用が発生するのが成果報酬型です。
アポ1件あたり3〜8万円、受注に至った場合は成約金額の10〜30%が相場です。初期費用を抑えられる一方で、量産型のアプローチになりやすく、品質管理が難しいという課題もあります。信頼性やブランドイメージを重視する場合には慎重な見極めが必要です。
ハイブリッド型(固定+成果報酬)
月額固定報酬と成果報酬を組み合わせた契約形態です。
たとえば月額30万円+アポ1件2万円、というように、一定の稼働保証と成果インセンティブの両方を設定することで、安定的な活動と成果意識を両立できます。比較的中長期的な支援や、営業全体をパートナーとして任せたい場合に選ばれやすい形式です。
まとめ:自社に合ったSaaS営業代行会社を選ぼう
SaaS企業にとって、営業活動はプロダクトの成長と継続率に直結する重要な要素です。
しかし、専門的な営業体制の構築には多くの時間とコストがかかるため、SaaSに特化した営業代行を活用する企業が増えています。営業代行を導入することで、リード獲得から商談化、継続支援までを効率的に進めることができ、事業成長を加速させることが可能です。
本記事では、営業代行のメリット・デメリット、選び方、料金相場に加えて、SaaS企業におすすめの営業代行会社を10社紹介しました。自社の課題やフェーズに合った代行パートナーを選び、営業活動を戦略的に強化していきましょう。